【特集】ノルウェー(上)=国内原油生産量が増加―ゴリアト油田の増産が寄与

2回にわたり、北欧ノルウェーのエネルギー動向を取り上げる。国内での原油生産量が過去5年で最大となったほか、国営石油会社のスタットオイルが開発コストを削減することで、当初計画に比べ増産すると発表するなど、生産活動で工夫を凝らしているようだ。

ノルウェー石油監督局(NPD)はこのほど、同国の2016年7月の原油生産量が前年同月比10%増の日量172万バレルになったと発表した。前月比では18%増で、月間ベースとして2011年3月以来、最大になったとしている。原油のほか、天然ガス液(NGL)とコンデンセートを合わせた原油類の生産量は日量213万バレルだった。NPDは、バレンツ海のゴリアト油田における増産が全体の原油量を押し上げたと分析している。

他方、スタットオイルは8月末、ノルウェー領北海のヨハン・スベルドルップ油田(スタヴァンゲル西方約140キロメートル)開発に関連し、第1ステージでの開発コストを2割削減することで、当初計画に比べ原油生産を大幅に増量すると発表した。第1ステージでの開発コストは1,230億クローネから990億クローネ(119億6,000万ドル)に削減するという。これによって、原油生産量を日量35万バレルから同44万バレルに引き上げる。最終的に日量66万バレルを目指すとしている。

また、ノルウェーの石油・天然ガス開発会社デット・ノルスケ・オルジェセルスカップASAは、北海ラングジェレット埋蔵層の保有鉱区で原油の埋蔵を発見したと発表した。埋蔵層の厚さは109メートルで、埋蔵量は2,400から7,400バレル(原油換算)。デット・ノルスケが権益の90%を保有する。

このほか、水素燃料電池トラックの実証実験にかかわる情報が伝わっている。ノルウェーの日用雑貨卸売業のアスコと、フォルクスワーゲン・トラック&バス傘下であるスウェーデンのスカニアが、太陽光発電を利用してトラック用水素燃料電池の実証実験に取り組むという。スカニアが8月18日に発表したニュース・リリースによると、トラックの配送距離は約500キロメートルで、スカニアが配送用3車軸トラック(総重量27トン)を提供するとしている。

 

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