【特集】南米事情=エクアドル、ボリビア、メキシコ、チリなどの最新情報

今回は、南米地域におけるエクアドル、ボリビア、アルゼンチン、メキシコ、チリ、ブラジルのエネルギー企業動向を取り上げる。(国旗はエクアドル)

米シェブロンの生産活動によって、エクアドル国内で発生した環境汚染問題に関連し、エクアドル住民がシェブロン・カナダを相手取り提起していた訴訟で、加トロントの裁判所は1月20日、住民の訴えを棄却した。エクアドルの住民ら原告は、カナダ以外に米国、ブラジル、アルゼンチンで同様の訴訟を起こしている。今回、裁判所は子会社(シェブロン・カナダ)が親会社(米シェブロン)に対する責任を負わないとする原則に即した司法判断をしたとされる。

一方、ボリビア国営YPFBは1月16日、アルゼンチン国営YPFとボリビアのサンタクルス州チャラグア鉱区の共同開発に合意したと発表した。同鉱区の推定埋蔵量は天然ガス2.7兆立方フィート。契約期間は40年間で、現在、ボリビア議会の承認待ちとした。両社は今後、商業ベースに乗るかなどを総合的に判断した上で、計17億7,000万ドルを投資する計画だ。合弁企業(JV)を設立する方向で、持ち株比率はYPFBが51%、YPFが49%の予定。

メキシコでは最近、国営ペメックスが米国西海岸の製油所向けに重質マヤ原油を再輸出した。2008年以来、初めてとなる。1月16日付のサイト『ペトロリアム・ワールド』などによると、ペメックスは今後、中重質イスムス原油の米国西海岸(主にカリフォルニア州)向けの輸出を増やす方針という。

また、エンジニアリング大手の米フルーア(テキサス州)は今年初め、チリ国営石油天然ガス会社(ENAP)から国内最大のビオビオ製油所の排ガス装置関連の役務を受注したと発表した。排ガス・スチームプラント・排ガス洗浄装置(スクラバー)などの設計・調達・建設(EPC)役務を担当する。

このほか、ブラジルでは、国営ペトロブラスが、原油価格の上昇と、自国通貨レアルの値上がりで、製油所のディーゼル価格を1月から平均で6.1%値上げすると発表済みだ。ペトロブラスは今後、少なくとも約1カ月に1回の頻度で燃料価格を改定するとの意向を示している。

 

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