【特集】米国=「原油」を取り巻く状況―減産が続き1年前の水準を下回る

 米国での「原油」を取り巻く状況について、米エネルギー情報局(EIA)などが公表したデータからいくつか拾い上げてみた。減産が続いたことで、米国の原油生産量は1年前の水準を下回ったことなどが判明した。(写真は米エネルギー省の紋章)

EIAによると、2015年12月の米国の原油生産量は日量930万バレルで、14年12月に比べ16万6,000バレル減少した。2011年9月以降で初めて前年を下回った。米原油の生産量は過去44年間で、最大となった日量970万バレル(15年4月)以降、減産が続いている。この理由についてEIAは、14年の夏場以降に原油価格が7割以上下落したことにあると分析している。

他方、EIAは3月7日、米国における2016年4月のシェールオイル生産量が6カ月連続で減少し、3月比で日量10万6,000バレル減の同487万バレルになるとの予測を公表した。

EIAはまた、米国における原油の掘削作業で、水圧破砕工法(フラクチャリング)油井の原油生産量が全体の約半分を占めるとの予測を発表。それによると、水圧破砕工法による原油生産量は、2000年の2万3,000井(全体の2%未満)における日量10万2,000バレルから15年の30万井における日量約430万バレルまで増加したという。

このほか、米国の3月第2週の石油・天然ガス掘削装置(リグ)の稼働数が前週比9基減少の480基となり、石油サービス会社のベーカー・ヒューズが統計を集計し始めた1968年以来、最小となった。これまでの過去最少は1999年に記録した488基だった。一方、過去最大は1981年の4,530基という。

 

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